スクラムとアジャイルの現場でPOをもやっと引き継いだ感想
ここ1年くらい、スクラムチームの中でプロダクトオーナーを担当しています。
上記みたいなことをしていた3年前にはスクラムチームのかけらにも参加していませんでしたが、縁ですね。
基本的には社内利用システムのプロダクトオーナー(以下PO)なので、システムの内容については触れませんが、気づいたことの共有です。
スクラムチーム参加~今までの大きな流れ
- システムの立ち上げから関わっていた上司からPOを代わりにやるように言われた
- システム利用ユーザー拡大
それぞれのタイミングで、こうしておけばよかったを振り返ります。
1.初心者POの立ち上がり時の注意
途中からメンバーとして横に居て会議体に参加していたこともあり(あまり役割は明確ではなかったがあえていうならPO補佐?)、それほど引継ぎらしい引継ぎもなく、スクラムのイベントでしゃべる人が上司から自分に変わりました。
早いうちにやっておけばよかったこと
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プロダクトの目的・価値について知る
引継ぎ当時は「バックログに順位をつけて開発チームに渡すのがPO」「プロダクトの仕様を決める人」というレベルの知識しかありませんでした。
(たぶん、あるあるだと思います。引き継がれる人、要注意)
バックログのリストもあるし、ユーザーの要望もどんどん出てきていたのでこれを管理し続ければよいのだな・・・と思っていたら、あとで「開発していることが小さすぎる」と指摘を受けました。
企業の中で、企業のビジョン・ミッションに直結しているプロダクトのPOであればわかりやすいと思いますが、社内利用システムになると、おそらく企業のビジョン・ミッションそのものではなく、コストを下げるとか、品質を上げるなど間接的に貢献するものになっているはずです。
「利用している従業員の満足度を上げる」というのが目的であれば、ユーザーの要望を実現することがプロダクトの価値になりますが、それは目的ではありませんでした。
インセプションデッキの形にでもなっていればわかりやすかったのでしょうが、それもなかったです。作ったほうがいいけど、結構パワーいりますよね・・
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バックログの優先順位の付け方の基準を決める
優先順を付ける基準が明文化されておらず、優先順位付けに恐ろしく時間がかかり、とにかくやってみては開発チームに伝えるスプリント計画の場で前任者に違うといわれることが繰り返されました。
目的・価値の話ともつながりますが、目的・価値あってのバックログの優先順だなと後で気づきました。目的・価値が明文化されておらず、その合意形成に時間がかかるのであれば、当座の作業の時間を減らすというために、先に優先順位の基準ガイドを作るのもいいかもしれません。
なお、自分のところでは、いったん「利用者が事故・ミスを起こしやすい挙動や、顧客に影響の出る恐れのある不具合修正」を優先1とし、その後「ステークホルダーにコミットしている大きな機能拡張の実装」を優先2とする・・・といったざっくりした基準を作りました。
ずいぶん粗いですが、ないよりずっとマシになりました。
なお、BacklogというSaaSをうちのチームでは使っているのですが、この課題優先順メンテツールを作ったことは、POのイライラ減及び作業時間短縮に貢献しました。
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プロダクトオーナー研修に行く
ScrumBootCamp は読んだことがありました。が、そんなもんです・・・スクラムチーム全員そんなレベルでやってました。社内システムだし、、小さいシステムだし、、でも、行くと気づきがありますし、相談仲間も増えます。ちょっとお高いですがぜひどうぞ。
ちなみに、自分は Scrum.Incの認定プロダクトオーナー研修に行きました。
アギレルゴコンサルティングの研修と迷いましたが、開発部署の方でもスクラム熱がもりあがっていて、Scrum.Incのスクラムマスター研修を受講してきてよかったと評判になっていたのと、開催スケジュール見合いで、Scrum.Incにしました。
研修から帰ってくると、ここは違うところだな(それが絶対に変えなくてはいけないことかどうかは、状況次第ですが)ということに気づくことができます。知らないと気づくことができません。
例えば、POが実装方法にまで口を出すとか、スクラムマスターがA君これやってB君にはこれと割り振るとか、仕様が詰まっていないから優先順位1位だけど決まるまで後回しとか・・・・
気づいたことに対して、トップダウンなPOなら原理主義的に「すべて研修通りにやれ!!」という手もありますし、「研修ではこうだが意見は聞く、ベストな方法を見つけよう」とか対応策はいろいろです。
本も研修も重い!ならスクラムガイドをみんなで読むのもいいでしょう。
勉強会もいいきっかけになりました。
アジャイルチームを支える会 https://agileteam.doorkeeper.jp/
プロダクトオーナーシップ研究会 https://postudy.doorkeeper.jp/
Web上にもいい記事があります。Qiitaやはてなブログで「アジャイル」や「スクラム」で検索するとたくさんあります。
2.利用ユーザー拡大とプロダクト目的の更新
ステークホルダーとの合意に基づき利用組織を拡大し、そのためにプロダクトの機能拡張を行いました。
事前にやっておけばよかったこと
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利用開始後の開発スケジュールをユーザーに共有
新規参加した利用者から「こんなに早く機能が変わっていくなんて運用がまわらない」という声が上がるようになりました。
新しく参加してきたメンバーは、これまでフルスクラッチ、ウォーターフォールで作られたシステムを使っていたメンバーで、要件定義に1か月、開発に1か月、テストに1か月、といったスケジュールで動いていた人々です。2週間で出した要件が本番リリースされるということは想定外だったそうです。
また、チャットツールで簡単な周知を流してリリースという流れにも違和感があったようです。
相談の結果、SPRINTは2週間でまわすが、新規利用メンバの運用に影響が出る機能については周知会で共有し、テストが完了した後=1か月単位リリースに変更しました。(おかげで開発チームはリリースの管理が煩雑になりました)
このやりとりで相当精神力を削られたので、利用ユーザーに開発スケジュール・コミュニケーション方法を伝え、ルールを握れておけばよかったと思います。
といっても大きなリリース前にはどうしても利用機能のテストや修正でバタつくので、なかなかその後の話なんてできないのですが・・・
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プロダクト目的の更新
新しい利用ユーザからの機能要望に「このシステムはそういう使い方をするものではないです」という回答をすることが増えてきました。
また、仕様の複雑化を避けたい開発メンバーに対して「こういう機能を実装しないと新しいユーザーが使えない」という話をすることも増えました。
これが結構時間とられています・・・
POを引き継いだ時にも目的・価値の話がでてきましたが、大きな機能拡張や、ユーザー拡大のタイミングでも見直す必要があります。
企業として方針が変わった(「コスト」から「品質」へのシフトや、このシステムをこう活用して売上拡大に使うぞ等・・・)とか、大きな事故があり注目されているとか、ステークホルダーが異動したとか、連携システムが増えたとか、そういったタイミングでプロダクトの目的・価値が、引きずられて変わっていることがあります。
そのたび握りなおす、共有する、ということをしていきたいと思います。
まとめ
プロダクトオーナー引継ぎ後にぶちあたった壁は プロダクトの目的・価値 の話ばかりでした。今後POを引き継ぐときには明文化からやろうと思います。
残念なことに曖昧なシステムを既に引き継いでしまったPOの方は、対症療法的に手を打って時間を稼ぎながら、問題の根っこに手を付けていきましょう。
参考になれば幸いです。
LINE BOT AwardsでのLINE_DEVさんの活躍を勝手に振り返る
LINE BOT Awards、終了しました。
終了ってのは、なんとか作ってむりやりエントリーしたし、締め切りも過ぎたし、ファイナリストにもLTにも招待されなかったし、発表会は来週開催だけど、まぁ祭りは終わったぜとそういう意味合いです。
#友だちになってくれたり、助けてくれた皆様ありがとうございました。エントリーした皆様もおつかれさまでした。中の人たちはまだまだ気が抜けないでしょうが頑張ってください、、あと少しです・・このAwardsでずいぶんLINE BOTの認知度は上がったんじゃないかと思います。
今回どうもTwitterがないと情報に乗り遅れる(汗) ということで、これまで一切興味がなかったTwitterを見るようになりました(egobirdが使いやすかったおかげもある)。
LINE_DEVさんが各種通知を流したり、エントリーした人のTwitterをRTしたり、ものすごい活躍をされていたので、その様子をまとめて勝手に事情を邪推してみました。
まとめた範囲
2016年9月29日(LINE DEVELOPER DAY 2016。LINE BOT Awardsが宣言された日)から2017年3月10日(今日です)までです。
きっと3月18日(ファイナルプレゼンテーションの日)にも盛り上がることでしょう!
ざっくりTweet数
まずはざっとLINE_DEVさんの日ごとのTweet数です。
9月29日 LINE DEVELOPER DAY2016のTweet数は41件、ここ約半年のMAXを記録しています。
途中の大きなスパイク(23件)は11月14日のLINE BOT Awards大説明会です。
2月末も締め切りだから伸びたんだなと思ったでしょ。違います。3月1日(20件)と3月2日(23件)が最新のスパイクです。
BOT作ったよのRT数
エントリーした人の中には、LINE_DEVさんにリツイート(以下RT)してもらって狂喜した人もいると思います。何件くらいRTされていたかと言うと・・・
赤い棒がRT。私のざっとカウントでこの期間中62件です。LINE_DEVさん・・やるな。。私もご他聞に漏れず、RTしてもらったクチです。ありがとうございました。
こっからは想像
先ほどのグラフにエントリーした人たちの動きを書き込んでみました。
9月29日の発表を受けて、大説明会やエントリーフォーム公開の前に速攻「作ったよ!!」って言っちゃってる(そしてそれがRTされている)すごい人たちが居ます。アーリーアダプター、というか、 2016年4月の「LINE BOT API Trial Account」の頃からの猛者ですね・・。(そういった皆さんのWeb記事のおかげですごく助かりました)
エントリーフォームのオープンは12月9日でした。驚いたことに12月20日には、エントリー数が100を超えたとLINE_DEVさんがつぶやいています。すでに作りこんでいて自信もってエントリーしたのか、ハッカソンや勉強会に参加した勢いでとりあえずエントリーしたのか?
エントリーしてみて思いましたが、ステータス”開発中”でエントリーしておいて、あとからいくらでも編集できるってのはすごいシステムですね。”開発完了”に編集保存するまで審査開始しませんって、、、審査側殺しだと思いました。だからこそ、「デジタルに友だち数で評価」って審査基準はどうしても外せないものだったんだろうと思います。
このころにはLINE_DEVさんは「作ったよ」のRTはされていないです(#BOTAwardsタグで流している人もいるとは思います・・ちらっと見たけどアイデアソン、ハッカソンにまつわるものが多すぎて埋もれている印象)。
LINE_DEVさんが猛然とRTを始めたのは1月18日のことです。その約2週間後、1月30日には応募締め切りが2月22日から28日に延長されました。
えー、何かが起こったんでしょうか、中で(汗
その後はコンスタントにRTが続き、3月1日、2日のRT祭りを迎えるわけです。みんな、宿題は早くやろうぜw!!いや、それともつぶやくものらしいぞという指導が突然行き届いたのでしょうか。LINE_DEVさんもびっくりしただろうな。
もちろん自分は2月28日深夜まで必死でバグとっていた最終日タイプの人間です。やれやれ。
邪推1:12月下旬には100件超のエントリーがあったはずなのに、RTは62件。これはTwitterで完成宣言をしない人が多かったのか、それとも、ダミーエントリー、あるいは挫折者が多かったのか。。。このあたりも気になってますが真相は藪の中です。3月18日に最終エントリー数が発表されれば少しはわかりそうです。
邪推2:エントリーフォームにあった、BOTリストへの掲載OK/NG 的な選択肢はなんだったのだろうか、、というミステリー。全員が「公開OK」の割にいつまでたっても”開発完了”にならないことで、業を煮やした & リスト掲載しても労力のわりにLINE BOT認知向上への効果が期待できない(=要は読まない or 友だち増にもならない)と判断したのでしょうか。
さいごに
大変でしたねのねぎらいと感謝の意味で調べてますが、LINE_DEVさんの許可はとってないです。全部Twitter見ての想像です。事実に反する可能性があります!
ともあれ、読んでいただきありがとうございました。
5秒で!匿名人気投票
いやー、もうすぐLINE BOT Awardsも締め切りですね。
ではこのギリギリのタイミングで行ってみましょう。
5秒で!匿名人気投票 です。
今日のMVPは?この中で誰のアカウント名が一番いけてる?この中でプロジェクトに一番貢献したのは?ファーストキスが一番早そうなのは?とか、何人か集まった時に投票をやると案外もりあがります。
ああ、俺に2票も入ってるなんて。。。あの厳しい先輩が俺を評価してくれてるんじゃ?(TT とか。。(実際は隣の同期だったりするんですが)
みんなが盛り上がる質問考えるのうまいなコイツ!!とか新たな発見もできるんです。
というわけで匿名、短時間、アトクサレなしにこだわった投票機能です。投票対象も、参加メンバのみ。参加していない部長が全員一致の1位!なんてことはできませんのであしからず。
投票するにはBOTとだけお友だちになればOKです。あの人に自分のLINEアカウント教えて友だちになるのちょっとまだ早いわ・・みたいな時にもばっちりです。
では使い方。動画もあるよ。
BOTと友だちになると、「みんなでせーのでタイミングを合わせて参加ボタンを押してね」と言われますので、せーので緑色の 参加! ボタンを押してください。左のほうね。
※BOTの動作仕様としては3秒間の幅の中でボタンを押した人は同じグループにまとめるという動きです。もしうまくリアル友だちとグループになれなかった場合は、いったん退出した後、その箱に混ぜて!(遅れて参加)ボタンを使ってください。
自分の名前が投票板に表示されたことを確認してくださいね。以下の例は独りぼっちで寂しい感じです。。
※10名まで、投票板に表示される仕様です。それ以上は投票にのみ参加できますが、投票板に名前はのらないという動きです。
投票板に名前がでている人たち(正確には10名以上の場合は画面にでてないがグループに居る人も含む)には、メッセージを送ることができます。スタンプはだめです。上の例では「ねむい」って言ったのが全員に通知されます。
ホントはここで「この世で一番美しいのはだーれ?」といったメッセージを送ると、なんの投票なのかわかりやすいですね。
緑色の 投票開始≫ ボタンを押すと5秒間のタイマーがスタートしますので、その間に誰かの名前をタップしてください!
で、そのあとは結果発表。3位から順に発表されます。
というわけでぜひ試してみてください。
まずは友だちになってね!よろしくお願いします!
LINE BOTの解説動画作成で使ったツール紹介
LINE BOTとは関係ありつつもちょっと離れますが、メモに。
環境はWindows10で、LINE BOTの使い方の手順書動画を作ったときに使ったツールの記録です。
ああ、LINE BOT自体も案外面白いんで(自分で言うな)ぜひ友だちになってくださいね↓
作った動画はこれです。
スマホの画面スクリーンショットをばっしばし撮影したのはよいのですが、当然これ縦長。YouTubeなどの動画は基本横長、こんな風に↓余白を入れることで横長に合わせようと思ったわけです。
うかつにリサイズすると縦横比がおかしな具合に拡大されてしまいます。大好きなペイント使うのもめんどくさい。。。
というわけで使ったツール紹介です。もちろんフリー。
まずはJTrim。
「余白を追加」という機能があります。画面スナップショットのようにもとの幅が決まっているものであれば「左に320pixel、右に320pixel 黒い背景で余白を追加」というように指定すれば余白を足してくれます。複数ファイルに対して一括でやってくれる機能もあります。
ファイルごとに幅が違ったりすると都度計算で 右を315、左を314 (--;; のように指定しないといけないのでちょっと面倒。(下手に手作業でトリミングしてるとそういう目にあいます)
で、下手にトリミング・・・という話からみでこちらも紹介。Ralpha。
スナップショットの画面最上部のキャリアとか出てるあたりを手作業で消してしまった、、画像のサイズがちょっとずつ微妙に違う!!!どうしよう!!(経験者談)というときに、複数ファイルをRalphaにドラッグアンドドロップすると画像サイズが一覧表示されます。それだけでもうれしい。
さらに、画像の縦横サイズ指定、はたまた縦サイズだけ指定・・など、様々な指定方法でリサイズをかけることができます。
#余白の追加もできそうに見えたのですが、うまくいかないなーと模索している時にJTrimを発見したのでそちらを使いました。
そうやってサイズのそろった画像を作って(テロップは手元にあったPaintShopを使って書き込みました)スライドショー動画にするのに使ったのは・・・
定番のムービーメーカー。無料ですし、YouTubeのスライドショー作成だと好きな音楽を簡単につけられないという難点があったため(あとから置き換えればいけるという噂も見ましたが未確認)使うことにしました。
ただ悩んだのはすさまじい勢いでフリーズが発生し、やる気をそがれまくること。保存もできないし、なんなんだと。
それで以下の記事を参考に「関係の設定」でCPUの数を減らしました。
結果、本当にフリーズしなくなりました!!!親切な人たちありがとう。
そしてめでたくYouTubeで公開に至る。というわけです。
参考になれば幸いです。
プチ海戦ゲーム 対戦☆Battleship 作ってみた
プランニングポーカーBOTを人に紹介したところ、自分が見積するより前に人の回答見えないほうが面白いのでは・・・という声をいただきました。
なるほど、グループにBOTを追加するのではなく、会話はBOTと私だけ。他人はBOT経由でないと話さない(=情報つつぬけにならない)というBOTハブ型を考えたのですが、これって対戦ゲームに使えそう!と思い付き。
で、作ってみました。LINEの友だち追加からぜひ友だちになってください!
#ひとりでまずやってみるかと思った場合は、対BOT(ゲームキー1000)、あるいは、自分対自分で試してみることもできます・・
紹介動画はこちら!
ゲームの始め方
ゲームキーに自分のキーを入力すると、自分対自分でゲームをすることもできます。でも、相手の持ち駒に命中することがないのでゲームは終わりません!
なぜか?それは以下のルールで。。
ゲームのルール
- KingとQueenが自分の持ち駒です。
- 持ち駒が相手の攻撃によって全滅したら負けです。
- ゲームの最初は、持ち駒をマップ上の1~16 の場所に自由に配置できます。ただしKingとQueenを同じ場所には配置できません。
- Kingは2回攻撃を受けるとアウトです。Queenは1回攻撃を受けるとアウトです。
- 自分の持ち駒の場所は、自分にしかわかりません。対戦相手がどこに持ち駒を置いたかを想像しながら、攻撃を行います。
- 自分のターンでは、Kingの攻撃または移動、Queenの攻撃または移動の合計2回行動可能です。逆に言うと、行動しないで相手ターンに移ることはできません。
- ルール説明動画はこれ。
攻撃について
- 攻撃可能な場所は、自分の持ち駒の周囲8方向です。斜め方向にも攻撃できます。自分の居る場所には攻撃できません。また、自分の持ち駒が置いてある場所にも攻撃できません。以下はKingが攻撃可能な場所の例です。9(Q)の位置はQueenが居なければ攻撃可能です。
- 攻撃すると、対戦相手の持ち駒に当たらなかった場合でもどこに攻撃したか、相手に攻撃した場所が通知されます。4に攻撃を受けたら、相手の持ち駒は3,7,8のどこかに居るはずです!
- 攻撃した場所が相手の持ち駒の隣(周囲8方向)だった場合「かすりました」と表示されます。相手の持ち駒の場所だった場合「命中しました」と表示されます。
- 偶然自分の持ち駒と相手の持ち駒が同じ場所に居ることもありえます。その場合自分の居る場所には攻撃できないので、命中することはありえません。でも逆に必ず「かすりました」になります。
移動について
- 移動可能な場所は、自分の持ち駒の縦横方向です。将棋の飛車のように、縦横方向であれば隣でない(例えば2つ離れた)場所にも移動可能です。以下はKingが移動可能な場所の例です。
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移動すると「Kingが下方向に2歩動きました」のように、対戦相手に移動した方向と移動した距離が通知されます。相手の持ち駒の場所をこれで想像しましょう。
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ただし、Queenおよび、一度攻撃を受けて弱気になったKingは上下左右のどこに移動したか、移動方向しか通知されません。
- ゲームプレイ画面サンプルはこれね。5倍速ですがイメージつかむのにどーぞ。
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その他の機能
- 対戦中、止めたいときは「対戦申込/やめる」メニューを選ぶと終わらせることができます。
- 対戦中に @こんにちわ のように@の後ろにメッセージを書くと相手にメッセージが届きます。スタンプには対応していません。顔文字は大丈夫です(たぶん)。
- 攻撃先や移動先の入力には実は数字入力も使えます。マップをタップする方がわかりやすいですけどね。。※ボードメニューから マップ を選ぶと自軍マップが表示されます
- LINEで直接友達になっていない人でも、ゲームキーさえどうにかして教えてもらって対戦してもらえれば、BOT経由で間接的に会話できますよっ。対戦開始方法はこちらの動画参照。
- ボードメニューから ゲームキー表示 を選ぶと、自分のゲームキーと過去に対戦した人のゲームキーが表示されます。なお、LINEで対戦☆Battleshipをブロックして、その後ブロック解除すると自分のゲームキーは変わってしまうので注意してください。
- ゲームキー 1000 に対戦申込すると、BOTさんが相手してくれます(残念ながらそれほど賢くはないです…鳥だし。)
BOT開発サイドからひとことふたこと
- Herokuで動いています。Herokuなので、時々スリープになっていて応答が遅いこともあるかもしれませんがご容赦を。
- Python(2系)を使ったので、表示メッセージ合成時のUnicodeエンコーディングで大ハマリして、いろんな方のサイトにお世話になりました。ありがとうございました。
PythonのUnicodeEncodeErrorを知る - HDEラボ
- LINE BOT Awardsで、通常はdeveloperプランでしかできないPush送信を他のプランでも認めるとのこと。developerプランは友達50人の制限があり、Awardsには不利なのでこれは嬉しいお知らせ。ただ、エントリー後、Push可能になるまで最大5営業日かかるということで、①フリープランでBOT作成しエントリー②その後数日はPush APIが利用可能になるのをじっと待ち③利用可能になったら宣伝!という流れになります。エントリー時「開発完了」とすると審査が始まってしまうのでご注意を。ちなみにPush可能になってもメールなどが来るわけではないので、エントリーした後、ちょくちょくLINE Business Centerから確認しましょう。 メール来ます。自分の場合は、メールが来る2日前から、Push APIが使えるようになっているのはLINE Manager画面から確認できていました・・・
- リッチメニューはPostBackイベントではなく、TextEvent扱いにしかできません。なのでリッチメニューからユーザーがなにか選択すると、LINEのいつもの投稿のように表示されてしまいます。ちょっと見た目アレですけど仕方ない。
- BOTさんはスタンプ対応がちょっと弱いです。
上記4種類のパッケージに含まれているスタンプは送信できるのですが、他のものは送信できません(エラーになる)。ここに詳細な対応スタンプ一覧がありますがこんだけかあ・・・。有料スタンプはBOTさんは買い物してないからダメって言われるのもわかりますが、無料のものだったら送れるようにしてほしいなぁ(プログラム上どう識別するかは微妙ですが・・・)。なお、対戦☆Battleship はスタンプ対応はしていません・・対応しようかと思ったけれど送れるスタンプが少ないのでやめました。
- 対戦相手を勝手にマッチングするとか、機械学習で賢くなるコンピューターと対戦できるなど、機能追加アイデアはいくつかあるけど、予定は未定・・・他の機能でも、希望あればお知らせください。考えます。
さいごに
対戦したい方募集中・・・って言おうかと思いましたが、自分にこの手のゲームのセンスがないことがわかったので止めておきますw
ご感想、希望する追加機能、うまく動かない、わからないなどありましたら、ぜひコメントをお願いします!
LINE BOTでプランニングポーカーを作ってみた
※プランニングポーカーってなんだ?という方は以下をどうぞ。
開発タスクが出そろったら「どのくらいの規模?どのくらいかかりそう?」を全員で相談するのですが…そこでつかうプランニングポーカーをLINE BOTで実装してみました。
試してもらった方が早そうなので、早速ですが スク&ラム☆ポーカー とお友達になって、LINE グループまたは複数人のトークに混ぜてください!
LINE BOTでプランニングポーカーをすると、何がいいんでしょう。
LINE BOTを使うメリット
仕組みの導入準備段階
- プランニングポーカーのカードを入手する手間、費用を削減できる。
- アプリのインストールは不要。*大抵LINEは入ってますよね
プランニングポーカー中
- 会議室に集まる必要なし。外出中のメンバもスマホで参加できる。
- トランプ状のカードを配って回収して・・の手間がかからない。ポーカーやり直しも簡単。
- 回答時間は10秒。だらだらしない(というか、できない)。
- 回答は画像をクリックするだけで手軽。
- 参加者の回答を集計して結果表示するので、意見が合ったか分かれたかすぐわかる。
- 質問やコメント交換もLINE上ですぐ始められる。
後片付け・その他
- 物理的なカードと違い、片付け不要。カードの劣化や紛失がない。
- ポーカー結果をLINE画面で振り返ることができる。
- (プランニングポーカーを口実にあの人とLINE友達になっちゃえるかも。。。)
使い方
グループまたは複数人トークに スク&ラム☆ポーカー が参加していることを確認しましょう。参加させる方法はこんな感じです。
(あなた対BOT・・要はひとりでも使えますが、ちょっと寂しいです)
何のタスクについての見積を行うか決めたうえで、「プラポ」という合言葉を入力すると・・・
カードのかわりに数字が並んだ画像が表示されます。
参加者全員、自分の思う見積り数字にタッチすることで意見交換ができます。
この例だと、私は1を押したのですが、他のメンバーは8と見積もっています。なお、#39というのはポーカーの開催が何回目か示す番号です。
10秒後には集計結果が表示されます。
各自の回答がそろっていないことが一目瞭然。なぜ8と見積もったのか、メンバーに聞いてみましょう。
数字じゃないボタンは何に使うかというと・・・
PO(プロダクトオーナー)に確認したいことがあるときに使います。
規模が大きすぎて見積りできないときに使います。
自分の大好きなソイラテです。休憩してリフレッシュしよう!というときに使います。
「もう1回」を押すと、もう一度プランニングポーカーを始めることができます。
紹介動画はこちら!↓
BOT開発サイドからひとことふたこと
- APIの仕様上、グループに対して回答したアカウントのユーザーIDを取得することはできません。このため、同じ人間が何回も回答することもできてしまいます。APIが機能拡充されると最新の回答だけを表示するなど工夫できるので嬉しい。
- imagemapを使って回答を入力できるところがポイントですが、imagemapをタップすると文字入力をした時と同様、発言としてLINE上に吹き出しが表示される仕様です。ほぼ同時に複数人がタップした場合、表示がスクロールされることで予期しない入力となってしまう可能性があります。
- 今後の機能追加予定は、ソイラテ飲みながら考えます。
さいごに
ご感想、こんな機能がほしい、あるいは、使いにくい、うまく動かない、わからないなどありましたら、ぜひフィードバックをお願いします!
読書から効率よく学ぶ方法を試してみた-顧客サービス戦略
サービスのドキュメント作りで毎日過ぎています。マニュアル作るのも時間がかかる・・という話をしていたら
「ユーザーからしたら動画見たほうが早くね?ドキュメント見るの時間かかるし。動画長くても早送りすれば早いし。」
と言われました。製品説明動画って時間とられるのが嫌いで基本見なかったので新鮮。
さておき。
本で見るしかないことも多々あるわけで、効率よく情報をとりこむための方法というと以下があると聞きました。
・目次を見る
・気になること、問いをメモ
・答えを探しながら読む
・アウトプットする
よく言われている手法だと思います。直近で言うと以下を参考にしました。
リファクタリング・ウェットウェア [ アンドリュー・ハント ]
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*上記はプログラミングの技術書ではなく、脳Hacks!とでもいうか、能力を活かすための手法が紹介されている本です。能力の限界に苦しむ自分には、よかった。
手法を試すお題は、以下の本。(手法試す前に半分くらい読み流してしまったが・・)
ハーバード・ビジネススクールが教える顧客サービス戦略 [ フランセス・フレイ ]
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◆まず目次見る。
序章 サービスエコノミーの時代
1 「すべてが最高」には無理がある
2 誰かがコストを負担しなくてはならない
3 悪いのはスタッフではない!
4 顧客をマネジメントせよ
5 企業文化をカタチにする
6 サービスを武器にして成長する
◆問いを作る。
・何でもかんでもスペシャルサービス100点満点にすりゃいいってものじゃないという話?ではなにを削るのか?
◆読み取った答え
→顧客が重視していないことを削る。具体的には属性マップを作る。
まずは内部版属性マップを社内で作ってみる。
サービスの最重要顧客層にとって意味を持つサービスの要素をリストアップ。
サービスの最重要顧客になったつもりで、重視する順にプライオリティ付けをする。
その後顧客に話を聞き内部版属性マップを修正する(顧客セグメントの中でも、状況に応じてサービス要素のプライオリティ付けが変わることありこの場合、両方の状況に向けたサービスを提供できるようにするのか、ひとつだけに集中するのかを決める)。
自社と主要なライバル社のサービスの質を属性マップのそれぞれのサービス要素について5段階評価。折れ線グラフで表現。
*縦横が違うだけで、ブルー・オーシャン戦略のグラフとそっくり。
顧客が重視するポイントで、他社から差別化できるようにする。
*差別化にかかるコストを理解しておく必要あり。顧客が重視するポイントを変更する/新しく作り出すようなサービス提案を行うという手もある。
◆やってみた感想:
1)通常、漫然と読んでいるだけだったので、この取り組みに疲れた
2)今回の「顧客サービス戦略」は目次がわかりやすく著者の主張で並んでいたのでやりやすかったが、適しない本もありそう。例えば目次(章タイトル)に著者の主張がストレートに表現されていない本。
3)早いかわからないが、アウトプットはできそう=身に付きやすそう
以上でした。